ID　2798

登録日　2007年 2月19日

タイトル

「長沢ブドウ」 友好協会が栽培研修会

新聞名

南日本新聞

元URL.

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=2930

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写真:

　

幕末の薩摩藩英国留学生の１人で、のちに米カリフォルニア州で“ブドウ王”として成功した長沢鼎（かなえ）ゆかりのブドウの木を栽培し、広めるための研修会が１７日、鹿児島市の荒田校区公民館で開かれ た。
　ブドウの木は、長沢がブドウを育てた地・サンタローザ市のサンタローザ鹿児島友好協会が、１９８５年に友好の記念として県に贈った。その一部が現在、鹿児島市の荒田小と中洲小、甲南中で栽培されている。
　同日の研修会は、鹿児島サンタローザ友好協会会員で、３校のブドウの木の世話を続ける近くの自営業玉利賢介さん（６１）らが企画。せん定した枝を挿し木して増やせることから、「友好の象徴であるブドウの木を、多 くの人に栽培してほしい」と呼びかけた。
　同友好協会会員のほかＰＴＡ関係者、地区民ら約３０人が参加、講師に甲南中ＯＢで県農業開発総合センター果樹部北薩分場の西元直行分場長（６０）を招いた。西元さんは挿し木の方法から以後の管理、病気予防など について詳しく解説した。
　参加者はそれぞれ、挿し木用の枝を持ち帰った。皇徳寺台４丁目の会社員成岡克子さん（５６）は「歴史を刻んできたブドウの木を、自分の手で育てたいと参加しました。大きく育ち、実を付けるよう世話したい」と話した 。