ID 221
登録日 2006年 2月 4日
タイトル
西部浄化センター増設現場で大坪工事跡発見、新たに蒸枠の木片7個も
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新聞名
宇部日報
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元URL.
http://www.ubenippo.co.jp/one.php?no=2538
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元urltop:
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写真:
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炭坑の立て坑口を支え、わき水を遮断するために明治時代に考案された蒸枠(むしわく)の一部が昨年十月、宇部市藤曲の西部浄化センター増設工事現場で見つかったが、同所から新たに蒸枠の木片七個と
、蒸枠を設置するために周囲を保護した大坪(だいつぼ)工事の跡が見つかった。
工事跡は、長さ約三メートル、直径十五-二十センチのマツの丸太が六角形状に組んであり、対角を結んだ穴の径は六・三メートルにもなる。丸太から深さ一メートル強まで掘ったが、まだ下に埋まっている様子。工事関
係者は、地盤調査を兼ねて坑口跡と見られる中央部分をボーリングしたところ「深さ四十メートルぐらいまで軟らかい地盤だった」と話しており、立て坑深く石炭を掘っていたことがうかがえる。
市教育委員会文化振興係は「『沖居能』の焼き印が入ったスコップの柄や石炭殻も出てきた。埋め戻して保存したい」とした。
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