ID 2690
登録日 2007年 2月 7日
タイトル
姫路城・桜門橋木製風に復活 渡り初め式
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000235199.shtml
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元urltop:
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写真:
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世界遺産・国宝姫路城の玄関口、大手門前に明治初期まで架かっていた「桜門橋」の整備が、このほど完成した。「鉄橋か木橋か」で論争が起きたが、姫路市は鉄筋コンクリート製に化粧板を張り、木製風の外
観に仕上げた。十七日に渡り初めをし、一般公開する。
桜門橋は、大手門の内堀に架かっていた木橋。新しい橋は長さ二十二メートル、幅員七メートル。大型緊急車両の通行を考慮し、二十五トンの重量に耐える鉄筋コンクリート製にした。
橋全体にヒノキの板を張り、路面も樹脂で強度を高めた。発掘調査で確認された橋脚の遺構や石垣は、シートを張るなどして堀底に保存した。総事業費は約二億円。
渡り初め式は十七日午前十時半から。テープカットの後、三世代の夫婦らが渡って完成を祝う。
整備方針をめぐっては、市民グループが完全な木橋の復元を求め、署名を姫路市に提出していた。市は「将来、橋の図面などの詳細な資料が出てくれば、木橋の復元も検討したい。そのために遺構も保存した」として
いる。(
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