ID 2614
登録日 2007年 1月30日
タイトル
あのCMの大樹…気になる、気になる「伐採の危機」脱出
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新聞名
ZAKZAK
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元URL.
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_01/g2007013118.html
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元urltop:
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写真:
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「この木なんの木…」の歌詞で知られる日立グループのテレビCMに登場する大樹。一時は地元ハワイで「伐採の危機」との話もあったこの樹木が、これまで通り保護され、日立製作所がグループの広告・宣伝
で独占的に使用する契約を地元の所有者と結んだことが31日までに分かった。
「日立の樹(き)」と呼ばれる大樹は、米国ハワイ州オアフ島のモアナルア・ガーデンパーク内にある。ホノルル国際空港に近く日本から観光客が多数訪れるスポット。CMソングは小・中学校の音楽会などでも人気だ。
しかし公園を所有していた個人財団オーナーの死去に伴い、州政府や開発業者に売却されるとの話が浮上。関係者らは「リゾート開発で大樹が伐採されてしまうのでは」と気をもんだが、公園存続に理解のある前オー
ナーの親族が経営する会社が公園を買い取り、広く一般開放することになった。
これに伴い、日立は公園の維持・管理や、撮影権、CMに利用する権利を取得。使用料として年間約40万ドル(約4800万円)を支払うとみられる。
「日立の樹」のCMは、1973年から34年も続くグループのシンボルともいえる長寿CM。当初アニメーションだった大樹は、75年にハワイの実写映像として登場。いったん交代したが84年に「5代目」として再登場し、
現在まで主役の座にある。樹齢約130年の「モンキーポッド(和名アメリカネムノキ)」で、高さ約25メートル、枝の広がりは約40メートル。複数の木が集まり1本に見える。
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