ID　2504

登録日　2007年 1月18日

タイトル

虫窪地区を桜の園に

新聞名

タウンニュース

元URL.

http://www.townnews.co.jp/020area_page/02_fri/02_oiso/2007_1/01_19/oiso_top1.html

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写真:

　

新成人による桜の苗木の植樹 　大磯町の虫窪地区で虫窪町内会（土方重治区長・約１００世帯）が1月14日に河津桜の苗木およそ２００本を植樹した。相模湾や富士山を望む丘陵地帯を桜の園にしようという計画だ。
　大磯町の西北に位置する虫窪地区。町内でもみかん栽培が盛んな地域で、のどかな里山風景が広がる。河津桜の植樹は「大磯の奥座敷を桜の園に」と、地域おこしを目指して実施された。
　この日は午前中に土方区長ら町内会役員が桜の苗木を班長宅へ配布して回った。そこから各班内の世帯へ１～２本ずつ配られ、自宅の庭や、バス通り沿いの畑などの私有地に植えられた。植樹には今年、成人式を迎え たばかりの若者も参加。眼下にみかん園や相模湾が見える見晴らしのよい場所に木を植え、「将来、私の子供が成人したときに、きれいな花を咲かせてくれているといいです」と語っていた。
　植樹に際しては植木職で副区長を務める二宮重雄さんが植え方のポイントなどの指導にあたった。今後の管理や手入れ方法についても住民の相談に応じていくという。花が咲くのは約３～５年後になると予想されてい る。
　早咲き桜として知られる河津桜は、代表的な桜のソメイヨシノに比べて濃いピンク色をしているのが特徴。１月から２月頃にかけて開花し、満開になるまで１ヶ月位かかる。花が少ない春先に咲き、満開を長く楽しめるこ とも、今回、虫窪町内会が植樹に河津桜を選んだ理由となった。
　植樹を発案した区長の土方さんは「虫窪地区は南に相模湾、西に富士山、北は丹沢連峰を見渡す風光明媚な山里。春は桜が咲き、夏は蛍が舞い、秋にはみかんが丘陵のあちらこちらに実り、ハイキングや散歩、ジョギ ングなどを楽しむのにとても適した所です。10年後には満開の河津桜で素晴らしい山里になることを楽しみにしています」と話していた。