ID : 15600
公開日 : 2010年 4月 3日
タイトル
森林面積:減少、初の鈍化 新たに年700万ヘクタール、中印が大規模植林
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100404ddm002040100000c.html
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元urltop:
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写真:
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00年代に世界で消失した森林面積は東京都の約24倍の年間520万ヘクタールだったことが、国連食糧農業機関(FAO)のまとめで分かった。90年代の年間830万ヘクタールに比べて大幅に減り、消失率が初めて減少に転じた。中国やインドで大規模な植林が実施され、新興国の環境意識が変化していることを示唆した。
分析は「世界森林資源アセスメント2010」で報告された。
それによると、世界の森林は全土地面積の約3割に相当する約40億ヘクタール。90年代には、農地への転換や火災などで毎年1600万ヘクタールのペースで減少していたが、00年代は年間約1300万ヘクタールに鈍化。さらに中国などで植林が進み、森林が年間700万ヘクタール以上増え、増加分を差し引いた00年代の純減少面積は年間520万ヘクタールだった。特に中国やインド、ベトナムで植林計画が進み、この5年間は年間400万ヘクタールも拡大した。
一方で、南米やアフリカでは過去最悪の消失率を記録している。FAOの担当者は「中国などの植林計画も20年までに終了する。地球温暖化防止の視点からも森林減少が加速しないよう、各国は森林の保全と管理を強化しなければならない」と警告する。