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ID : 1690
公開日 : 2006年 9月22日
タイトル
木枠で構成耐震建築に新工法 宝塚で実用化
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000118959.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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阪神・淡路大震災の教訓を生かそうと考案された、耐震性の高い「j・Pod」(ジェイ・ポッド)と呼ばれる木造建築の新工法を用いた住宅の建設が、宝塚市の福祉施設で進められている。柱で支えるという従来の考え方を転換。「ロ」の字形の木枠を等間隔に並べ、木材のしなりを利用することで揺れの力を「逃がす」という。実用化は全国初で、関係者は「工期が短く、費用も安い。これを機に全国に普及すれば」と話している。(斉藤正志) j・Podは、京都大大学院地球環境学堂の小林正美教授(58)=人間環境設計論=や建築業者らからなる研究チームが昨年、開発した。小口径の木材を一辺約三メートルのロの字形に組み、四十五センチの間隔で七個並べて直方体のユニット(広さ六畳ほどの部屋)を作製。これを重ねたり並べたりして、建物を組み立てていく。
 えんどう豆のさや(pod)のような木枠でできた箱を、つなぐ(ジョイント、joint)ことから、「j・Pod」と名付けた。
 単一の小口径の木材で作るため、従来の木造建築で使用されることが少なかったスギなどの間伐材を使うことが可能。等間隔に並べることでしなりに強い特性が生き、強い振動を受けても建物全体が変形して力を逃がすという。
 実用化されるのは、宝塚市美幸町の重度障害者入所施設「はんしん自立の家」の自立支援住宅。この工法を知った施設関係者が京大に問い合わせ、障害者の生活体験施設に導入することを決めた。
 今年八月中旬に着工。ユニット三個半を横に並べた広さは約四十二平方メートルで、外壁には耐火性の木製パネルを用いている。今月末にも完成する予定という。
 「工期が短いため、仮設住宅としても使える」と小林教授。はんしん自立の家職員、石田英子さん(55)は「災害弱者である障害者が、耐震性の強い建物で暮らす。これこそユニバーサル社会の考え方」と話す。
 全国の自治体なども同工法に注目しており、兵庫県内では、姫路市夢前町の県営住宅に用いられる予定という
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