ID : 1686
公開日 : 2006年 9月21日
タイトル
碧南・新川小でチェーンソー彫刻見て 作家・板倉さんが作品展
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20060922/lcl_____ach_____003.shtml
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元urltop:
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写真:
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碧南市篭田町のチェーンソーアート作家、板倉満さん(49)の作品展が、地元の新川小学校で開かれている。間伐材などを芸術によみがえらすチェーンソーアートの魅力に触れ、児童たちに森林保護など環境問題に目を向けてほしいとの願いが込められている。十月十三日まで。
板倉さんは塗装業の傍ら月に一度、奥三河の東栄町に出向いて制作に打ち込んでいる。同好者による競技大会には欠かさず参加し、三年前の大会では中級の部で準優勝。今年五月に同町で開かれた世界チェーンソーアート大会にも出場した。
使う丸太は、木を育てるために間引きされる間伐材。「作品の面白さとともに、森林など環境保護の大切さを考えるきっかけになれば」と板倉さん。企画した金子てる子教頭は「チェーンソーを使った彫刻は、新世紀の芸術といった趣がある。環境学習にも発展する機会と思い、展示をお願いした」と話す。
作品はクマやシカ、ウサギなど動物の彫刻のほか、カバの形をしたベンチなど十五点。いずれも実物に近い大きさでチェーンソーで彫ったとは思えない出来栄え。材料も杉やヒノキ、イチョウ、クスなどの丸太で素材の持ち味が生かされている。玄関脇のギャラリーに展示され、児童たちは作品に触れたりベンチに座ったりして親しんでいる。一般の見学も歓迎している。