ID : 14436
公開日 : 2009年 12月17日
タイトル
CO2の森林吸収量、日本不利の新ルール有力に
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20091216-OYT1T00739.htm
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元urltop:
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写真:
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国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で森林が吸収した二酸化炭素(CO2)を削減分として算入するルールをめぐり、日本が見込む吸収量を減らす方式が途上国グループから出され、有力視されている。
16日に正式提示される見通しで、日本は同案阻止に全力をあげる。
現行の京都議定書のルールは、先進国で森林が吸収するCO2の量を削減分として算入することを認めている。日本は2008~12年に削減しなくてはいけない6%のうち3・8%を森林吸収でまかなう計画だ。
今回途上国が推す案では、1990年時点と13年以後のCO2吸収量を比較し、減っていればその差を排出量と見なす。日本では現在、森林吸収量が減っているため、1・5%の排出増になる。鳩山政権は「25%削減」という突出した目標を掲げたが、仮に森林吸収の途上国方式が採択されると、目標は「26・5%」へかさ上げされてしまう