ID : 14321
公開日 : 2009年 12月 9日
タイトル
恵那で地域通貨券発行へ 間伐材の搬出・収集試行
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20091206/CK2009120602000023.html
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元urltop:
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写真:
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間伐材などの残材を集めることで、山林の環境保全や林業農家らの副収入につなげる「木の駅プロジェクト」の実施に向け、搬出・収集の試行が5日、恵那市中野方町で始まった。独自の地域通貨券を発行し、地域振興にもつなげようという試みは全国で2番目となる。 同プロジェクトを行うのは、恵那市内で活動する特定非営利活動法人(NPO法人)夕立山森林塾(佐藤大輔代表)と、中野方町の有志でつくる「杣組(そまぐみ)」(鈴村今衛代表)。 計画では町内の山林で生まれる残材を1トン当たり6000円で買い取り、現金ではなく地域通貨「モリ券」を発行。資金は残材をチップ工場などに売るとともに、公的補助を受けて賄うことにしている。 試行初日は山林を保有する住民たちが軽トラックでスギやヒノキの間伐材を持ち寄り、プロジェクトの説明を受けるなどした。収集などは今月20日まで続けられる。 収集場所には木工機械や炭焼き小屋などを設けることも検討中。間伐材の処理といった山林の手入れ方法は、全国の山間地が抱える共通課題なだけに、参加者は「何とか軌道に乗せたい」と話す。 この「木の駅プロジェクト」は、幹線道路沿いにある「道の駅」にちなんで実施。高知県で活動するNPO法人をモデルにした。