ID : 14276
公開日 : 2009年 12月 7日
タイトル
世界の泥炭地から大量のCO2 バイオ燃料開発などで
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新聞名
47NEWS
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元URL.
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120701000030.html
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元urltop:
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写真:
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バイオ燃料の原料にもなるアブラヤシの農地開発などのために泥炭地を乾燥化させることで、2008年に世界の泥炭地から、日本の1年間の温室効果ガス排出量に匹敵する約13億トンの二酸化炭素(CO2)が大気中に放出されたとの報告書を、湿地保全に取り組む非政府組織(NGO)の「国際湿地保全連合」(本部・オランダ)が7日までにまとめた。
年ごとの変動が大きいが、泥炭地とその上の森林火災などを含めると、排出量は年間20億トン程度にもなるとみられるという。
インドネシアなど東南アジアでは、泥炭地の天然林を伐採し、アブラヤシの単一栽培農場に転換することなどが大きな問題となっている。
環境保護団体FoE(地球の友)ジャパンの江原誠さんは「泥炭地や、上に森林がある泥炭湿地林からの排出量は非常に大きく、京都議定書に続く地球温暖化対策の枠組みを議論する気候変動枠組み条約の締約国会議で、これを効果的に抑制する仕組みを盛り込むことが必要だ」と指摘している。