ID : 1508
公開日 : 2006年 8月20日
タイトル
名古屋城本丸御殿復元へ、長野県で「斧入れ行事」
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060822i305.htm?from=main3
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元urltop:
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写真:
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昭和戦争中の空襲で焼失した名古屋城(名古屋市中区)の「本丸御殿」を復元するため、用材となる木曽ヒノキを初めて切り出す「斧(おの)入れ行事」が22日、長野県上松町の国有林内で行われた。 名古屋市が約15年かけ、宮大工らによる伝統的な工法で再建する。2008年に着工、名古屋城築城開始400年にあたる2010年に一部完成を目指す。木曽地方が尾張藩の御用林だったことから、用材の切り出し場所に選ばれた。
この日は、同市の松原武久市長や市民ら約170人が見守る中、地元林業関係者らが樹齢約300年という直径約60センチ、高さ約30メートルの巨木の前で安全祈願を行った。続いて、伊勢神宮の神殿を建て替える「式年(しきねん)遷宮(せんぐう)」で使う木を切り出す時と同じように、三方から同時に斧を入れる伝統の「三ッ紐伐(ひもぎ)り」で、約1時間かけて巨木を切り倒した。