ID : 13766
公開日 : 2009年 10月29日
タイトル
もったいない・ふくしま:マータイさんの苗木、児童が植樹--福島
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091028ddlk07040188000c.html
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元urltop:
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写真:
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立派な森に育って」 06年に福島市を訪れたノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさんが種まきした苗木が27日、整備中の史跡公園「じょーもぴあ宮畑」(同市岡島)に植樹された。同市の呼び掛けに市立飯坂小と月輪小の児童70人が参加。「もったいないの森」と名付けられた公園内の一画に、高さ約1メートルに伸びたクヌギとミズナラ計50本を植えた。今後、市の自然環境保護のシンボルとして大切に育てられる。
マータイさんは、植林活動「グリーンベルト運動」を通して貧困や女性の自立の問題に取り組み、04年のノーベル平和賞を受賞。06年2月に毎日新聞社の招きで同市を訪れ、飯坂小の児童らと同市飯坂町で種をまいた。
「じょーもぴあ」は、縄文時代の住居跡などがある国史跡「宮畑遺跡」を整備し、2014年オープン予定。「もったいないの森」は、公園のほぼ中央に設けられた。マータイさんの苗木は約100本あり、残りの約50本も来年度以降に植えられる。
現地で片平憲市副市長は「マータイさんは日本の『もったいない』という言葉に感銘を受けた。福島の豊かな環境を将来に残していきましょう」と呼び掛けた。飯坂小6年の千葉ありすさん(11)は「早く立派な森に育ってほしい。マータイさんの話を聞き、家でも無駄遣いしないよう心掛けています」と話していた。