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ID : 13765
公開日 : 2009年 10月29日
タイトル
自宅に耐震シェルター
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/sumu/20091028-OYT8T00375.htm?from=navlk
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元urltop:
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写真:
 
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短い工期、自治体補助も
耐震シェルターの模型を前に、「木材は人にも環境にも優しい」と話す樫原さん(大阪市中央区で) 住宅の耐震改修の一つとして、寝室などに「耐震シェルター(避難場所)」を設置する家庭が増えている。引っ越さずに工事が短期間で済み、設置のための補助金を出す自治体も増えてきている。
 今年8月、静岡県の駿河湾を震源とした地震で、震度4を観測した浜松市。木造2階建て住宅に住む山田幸男さん(73)は「大きな揺れは感じなかった」と振り返る。
 山田さんは2002年に寝室、07年には居間をシェルターに改修。1963年に自宅を購入してから、子どもの成長に合わせて増改築を繰り返した。その後、勤め先を定年退職。年金生活となったため、耐震のための建て替えには費用がかかるとあきらめていた。
 そんな時、耐震シェルターの存在を知った。部屋の天井、床、内壁すべてに鉄骨を組み込み、柱と鉄骨を専用金具で接続した後、内装を施した。費用は合計で約550万円。
 このシェルターを開発したのは同市の建築会社「ヤマニヤマショウ」。6畳間の場合、平均的な工期は7~10日間、費用は約300万円。この10年間で、高齢者世帯を中心に全国約500戸で施工した。
 95年の阪神大震災では、犠牲者の大半が住宅や家具などの倒壊による圧死だった。家屋が倒壊しても一定の空間を確保できれば、救出が期待できるとして耐震シェルターの需要は高まっているという。
 最近は「エコ耐震」として間伐材を使った耐震シェルターも注目されている。建築士らによる「j.Pod工法協会」(大阪市)は、間伐された国産スギを使って天井、床、壁を覆う四面体を部屋の中に組み込む。昨年10月、4畳半の部屋で実験したところ、瓦屋根の12畳間(約10トン)が落下してきても壊れないことを確認した。工期は約1週間、費用は4畳半の広さで150万~200万円。
 耐震工学が専門で、同工法を手がける1級建築士の樫原健一さんは、〈1〉経済的な事情で大がかりな耐震改修ができない〈2〉改修で外観や内装が大きく変わるのを好まない〈3〉災害が起きた時に避難が難しい高齢者や障害者がいる――などの事情がある場合、耐震シェルターが適しているとする。「災害時、シェルター内にいないと効果がないので、寝室など長時間を過ごすスペースへの設置が望ましい」と話す。
 耐震改修の補助対象にシェルターを加える自治体も増えている。兵庫県は04年度から80万円を上限に改修費の4分の1を補助。東京都も08年度から18区市と連携して高齢者・障害者世帯を対象に、上限25万~50万円を補っている。大阪市も昨年度から100万円を上限に50%を補助している。
 施工法や耐震診断の実施の有無、対象者の年収など、補助を受けるための要件は自治体によって異なるので、問い合わせをすることが必要だ。
(2009年10月28日 読売新聞)
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