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ID : 13697
公開日 : 2009年 10月25日
タイトル
神奈川の林業活性化へ 間伐材シートで商品開発/横浜
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新聞名
カナロコ
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元URL.
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0910250005/
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元urltop:
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写真:
 
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間伐材や国産材の需要拡大を図る一般社団法人「ナウシカの会」(横浜市保土ケ谷区)。教材としても使える間伐材シートを開発し、企業と連携して商品の多様化を進めている。理事長の関邦春さん(49)は「間伐材の需要を生み出し、神奈川発の林業活性化の波を起こしたい」と話している。
 ナウシカの会が間伐材の需要拡大へ向けて期待するのは、2001年に作ったシート。約10・5センチ角の25本の杉を接着した集積材を、かんなで厚さ0・3ミリに削る。曲げても割れないように裏に和紙を張り販売している。縦180センチ、横90センチの商品は1枚3千円ほど。素材として活用できるため用途は多様だ。
 シートを骨組みに使ったうちわも製作した。06年から県や横浜市から受注しイベント来場者に配ったところ、捨てずに持ち帰る人が多く好評だったという。「企業にとってもPRになるだけではなく、イメージアップにもつながるはず」と売り込みを図っていく。
 京急百貨店は3月、社員のロッカー4台にシートを張った。間伐体験ツアーを実施するなど環境保全に取り組んでおり「社員の意識向上のきっかけにもなる」(広報担当)。
 ナウシカの会が現在取り組んでいるのは、床暖房や壁暖房などへの活用だ。発熱体を張り、その上にシートを重ねる。シートが薄いために熱が伝わりやすいのがメリット。試作品はすでに完成し、来年9月にも販売する予定という。
 現在使っているのは大分産で、現地の業者が製材した間伐材を福岡県でシートに加工している。県外企業に頼っているのは「木の節をスライスする高い技術や機械が必要なため」(関理事長)だが、県内でも動きが出始めた。
 伊勢原市森林組合は06年から、市内産の間伐材を集積材にしている。シートは小学校や幼稚園の教材やイベントで使用。同森林組合は「コストはかかるが、地元産の間伐材を使うことで、住民の目に触れることが少ない地元林業を紹介できる」と力を込める。
 ナウシカの会も02年から、県内の小学校やイベントで普及啓発活動の出前授業を実施している。教育関係者の研修会などにも展示し活動をアピール。05年度からはシートを使った造形作品が図工の教科書に掲載されていることもあって、現在は年間約40の小学校を中心に活動が広がっている。
 関理事長は「間伐材の需要を増やすことで、森林育成が進み、地球温暖化対策にもつながる」とし、企業や学校との連携を強化していく。
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