ID : 13414
公開日 : 2009年 10月 2日
タイトル
屋上緑化モデル庭園 軽量土の代わりに、杉の間伐材使用
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20091001ddlk22020294000c.html
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元urltop:
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写真:
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浜松市などの企業4社で作る「環境緑化システム研究会」は、同市中区のオフィスビルに屋上緑化のモデル庭園を造った。1年以上かけて省エネ効果を測定するほか、一般の見学も可能な「ショールーム」とし
て屋上緑化の知名度アップにも活用する。
同研究会が手がける緑化システムは、従来の軽量土の代わりに杉の間伐材を破砕して作った植栽基盤を使用するのが特徴。将来、事業化されれば地元の天竜杉の間伐材を活用することも考えている。
導入コストは、従来工法だと1平方メートルあたりの単価が2万5000~3万円だが、1万2000~2万円に抑えられるという。モデル庭園は、同市中区元城町の5階建てオフィスビル「フジヤマ元城ビル」の屋上に設置。
約100平方メートルに芝生を張ったり、花壇を配置するなどした。
屋上緑化は、建物の断熱性を高めて省エネに貢献するほか、ヒートアイランド対策、景観の向上などに効果があるとされる。
研究会は、中村建設(同市中区)▽天龍造園建設(同市東区)▽建設コンサルティング会社フジヤマ(同市中区)と、ガーデニングや緑化などを手がける自然応用科学(名古屋市中区)の4社で06年に設立。屋上緑化や
壁面緑化の研究などを続けてきた。オフィスビルや工場などの省エネ化による需要の拡大を見込み、数年後の事業化を目指している