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ID : 13175
公開日 : 2009年 9月11日
タイトル
政権交代@宮崎 予算見直しに戸惑う県
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000909110002
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元urltop:
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写真:
 
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基金の一部凍結など民主党が表明した09年度補正予算の見直しに対し、県庁内で戸惑いが広がっている。基金を元に着手しようとしていた事業に、「待った」がかかる事態も発生。東国原英夫知事は10日、 返還を求められれば訴訟も辞さない姿勢を示し、民主に翻意を迫った。
 「内示されたものや執行したものを返せと言うのであれば、法的な対応を考えなきゃいけない」。東国原知事は記者団にこう話した。
 この日開会した9月定例会で、県は「補正額としては過去最大規模」(県財政課)の449億4千万円を追加する一般会計補正予算案を上程。基金関係では、国の補正予算に盛り込まれた基金は計46あるが、うち県が受 け皿とする基金は計11(今議会に提案された新設分も含む)ある。
 知事は提案理由を説明し、「公共事業全体では124億円余り。その他の経済・雇用対策で、新たな四つの基金の造成を始め、計97事業240億円余りを措置することにした」と金額を列挙した。
 しかし、知事の思いとは裏腹に着手できなくなった事業も。11基金の一つ、「森林整備加速化・林業再生基金」だ。県山村・木材振興課によると、同基金を利用し、間伐や作業道整備、木材加工施設など3年間で計51億 円の事業を実施する計画だった。6月議会で10億円を積み立て済みで、残りの41億円の積み増しを今議会の補正予算案に計上している。
 それが今月4日、林野庁から交付決定を「留保する」との連絡があった。民主党の岡田克也幹事長が、予算の駆け込み執行を牽制(けん・せい)したことを受けての対応とみられる。
 事業に「待った」がかかるという異例の事態に、同課の担当者は「(政権交代で)だれが担当大臣になるのか……。我々としては、議会での手続きなど、今できることをやるしかない」と戸惑いの様子。ただ、財政課は「 県の補正予算案に入れている基金は国の内示を受けたもの」と正当性を主張し、知事の強硬姿勢を援護する。
 知事はこの日、民主党の新人衆院議員、道休誠一郎氏の訪問を受けた。対談後、報道陣から予算について問われた道休氏は「どうしても必要なもの、そして執行中のものは予算が切られて困るようなことがないように やっていく。今は移行期。円滑な移行を図っていくということで動きたい」と話し、地方の実情に配慮する姿勢をみせた。
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