ID　：　13174

公開日　：　2009年 9月11日

タイトル

農水省所管県内分５基金支出停止

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20090910-OYT8T01204.htm

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国の２００９年度補正予算で農水省が所管の２１基金の支出を停止するよう、基金を運営する民間団体などに要請した問題で、県内関係分は少なくとも５基金（予算額約５０億円）あることが１０日、読売新聞の 調べでわかった。このうち間伐や木材加工に助成する「森林整備・林業再生基金」を国交付金で１０億円積み増すことが県９月補正予算案に計上されており、県議会可決後、執行できるか不透明な状況となっている。
　５基金の内訳は、同基金のほか、大豆や麦など転作作物の生産を支援する「需要即応型水田農業確立推進事業」、耕作放棄地対策に助成する「耕作放棄地再生利用緊急対策」、新規就農者の研修に助成する「農の雇用 促進対策資金」、森林整備に関する調査などを助成する「森林整備地域活動支援基金」。ほとんどの基金で、国からの交付金が決定か内示されており、総額で約５０億円に上る。
　県９月補正予算案に積み増しが計上されている森林整備・林業再生基金には、県森林政策課によると、８月２８日に林野庁長官名で、すでに１０億円の交付が内示されている。可決されれば基金の総額は２０億円になり 、３年間にわたって、間伐費や製材の流通経費、木材加工施設の整備費などを助成する。同課は「県内の林業関係者も期待している基金。内示もあり、執行されると考えている」と話すが、「最悪のケースでは事業そのも のを取りやめなければならない」（県財政課）と懸念する声もある。
　石井知事は７日の記者会見で、「民主党は地方の行財政に迷惑をかけることはしませんということを表明されている。９月補正、６月補正は富山県民、地域のために必要だと思ってやっているので、最終的には理解して いただけると思っている」と話している。

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