ID : 12634
公開日 : 2009年 7月24日
タイトル
双日、環境に配慮した「植林木」の事業を強化、アジア市場で拡販へ
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新聞名
nikkei BPnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090724/169742/
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元urltop:
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写真:
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双日は7月23日、木材事業で、森林資源を維持するため人工的に管理、育成した「植林木」の事業を強化すると発表した。ソロモン諸島とマレーシアの植林会社から合計7万m3の植林木を購入する年間契約
を結んだ。アジア市場での拡販を図る。
ソロモン諸島にある韓国系の植林会社Eagon Pacific
Plantation(EPL)から初年度5万m3の原木を購入する。主に合板や家具原料に使われるカメレレやグメリナといった成長の早い樹種(早生樹)を調達する。EPLは韓国の大手合板メーカー利建産業の傘下企業で、1996年
からニュージョージア島で毎年800ヘクタールの植林を手がけており、2009年から伐採を始める予定。同植林区は環境保全などの面で適正な管理下にあるとして2010年に第三者機関から「森林認証」を取得する見通し
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またマレーシアのボルネオ島にある林産大手Sabah Softwoodsから年間2万m3の原木を購入する。こちらの植林区はすでに森林認証を取得している。主にアカシアマンギュームという樹種を調達する予定。
いずれも原木需要の拡大するベトナムを中心にアジア市場で販売する。双日はこれらの国でも環境に配慮した木材の需要が高まっているとみている。同社は今後、原木調達の多様化を進めながらアジア市場への拡販
を図り、2011年には2008年比35%増の年間175万m3の取り扱いを目指す。