ID : 12626
公開日 : 2009年 7月24日
タイトル
エコ社会はどこから来るの? 読者と考える環境と未来
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新聞名
nikkei BPnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090723/169350/
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元urltop:
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写真:
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理論と実践、上流工程と下流工程
日本など4カ国で植林するため、「1円玉募金」への賛同者を集めようと、NGO職員、鈴木博将さん(24)が札幌市から全国縦断の旅をスタートさせた。約1カ月間で道内全180市町村を回る。 世界各地で植林活動を
進めるNGO「MAKE THE HEAVEN」(本部・香川県小豆島町)が企画。昨年11月、ホームページで1円玉募金を呼びかけ、これまで315万9228円を集めた。鈴木さんは環境を意識してペダル付きのキックスケータ
ーで移動。現在は札幌市内で活動中で、25日には函館方面に向かう。「何年かかるか気が遠くなりそうですが、やり抜きます」
コメント:コンパクトシテイー構想は環境面や住環境、行政サービスはもちろん、風力や太陽光などの新エネルギーの地域内自給にも役立ち、また食料生産面での自給に置いては4里四方のものを食べる=その地域の気
候や風土とそこに住まう人々の生理にもかなった本来的な農と食料の生産と消費に合致する考えだと思います。日本では現在も殆どの道府県が農業立国的な環境にあり、産業構造としては経済的な地域内循環と地元の
ものひと、お金の還流という点では地産地消を推進し、雇用の促進も図れるのだと早く、市民も気付くべきでしょうし、森林、里山などを含む環境はやはり人間が手を入れていくことで保たれてきた歴史は世界中で歴然とし
ています。国も自治体もそして市民それぞれが今後のグランドデザインを共有したいものです。持続可能な社会の実現の為に。
(けん)(2009年07月17日 03:10)
reply:まったくご指摘の通りです。日本ではこれまで行政の「都市計画」の中に温暖化防止を含めた総合的な「環境」の要素が入ることはほとんど無く、緑の多い町づくり、というレベルに留まっていました。
今後は、各都市の基本計画策定時における総合的な環境配慮を義務付け、街づくりの基本的な考え方に、「街の物理的な広がりを抑制する」ことで効率と生活環境をよくするという考え方を導入すべきです。僕が関わっ
てきた横浜市の温暖化対策(審議会答申)にも、この考え方が盛り込まれることになり、今後、新しい都市計画が立てられることに期待しています。
コメント: ~略~ また、「コンパクトシテイー」のように個人でできる範疇をはるかに超えている発想をあたかも自分ひとりでやってやるみたいな文面にも違和感があります。
(2009年07月16日 17:59)
reply:いろいろご指摘いただきましたが、上記の点だけ、お話ししておきます。もちろん、都市計画を「自分ひとりでやっている」わけがありません。そのようなことを書いたこともありません。
横浜市に関しては、温暖化対策検討部会の専門委員として意見を行ってきましたが、ほかの委員、そして多くの市民からの賛同もいただき(部会で市民からの意見をいただく会を開いています)、その上で市長への答申
の一部に盛り込まれたというのが今のタイミングです。
実際には、市の職員が答申を尊重して都市計画をつくり、さらにその計画が実行に移されるようになってはじめて結果につながるのであって、道はまだまだ遠く、もちろん、僕が関われるところはそのわずかな一部に過
ぎません。 コメント:以前からこのコラムに感じていた違和感が、なんとなくわかりました。環境問題についていろいろ書いてきておられるようですが、環境問題についての必要性(理想)を強調するだけで、どうやって
実行するかという具体例(現実の問題解決策)が見えてこず、机上の方法論だけに終始している(理想と現実は違う)事だと思います。 ~略~
(2009年07月17日 20:38)
コメント:コラムの筆者は、もしかして「環境問題」に対して意識付けを推奨するだけで、現実に実行する立場にないのではないですか?「環境」を売りにしてビジネスとして成立している民間企業は現状ではほとんどな
いはずです。 ~略~
(イト)(2009年07月16日 19:51)
reply:どんなことでもそうですが、各人それぞれが役割を持ち、できることをやっているのであって、上流から下流まですべてに関われる人はほとんどいません。僕は今のところ、上流部分(プランニングやコンセプトワ
ーク、情報提供)と、最下流(寄付集め、植林、草刈り)をやっていこうと考えていて、実践しています。
植林については、2年前に植えた森が今年ほぼ寄付も満了になり、ひとつのプロジェクトの最初の段階が終わりつつあります。Present
Tree「ヤマガラの森」では夏になって毎週、来訪者を迎えており、今週末も、維持管理のための草刈りイベントを主催して、この2か月で大量に増えた草を刈り、植えた木の生育を助ける活動をする予定です。
このコラムでは森の話をたくさんするよりは、「上流」の話の方がフィットすると考え、書いてきました。多くの仕事を抱える中でのことなので、どれも思ったように力を入れられていない面はありますが、自分がやるべき
であろうことをやっていこうと考えています。