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ID : 12636
公開日 : 2009年 7月26日
タイトル
環境配慮のメロン栽培に木炭生産拡大/つが
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新聞名
陸奥新報
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元URL.
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/07/7542.html
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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間伐材で木炭を作る事業に取り組んでいるつがる市の津軽国土保全協同組合(理事長・倉水則秋倉水建設社長)は、炭を作る炭化炉プラントを移設し、事業を拡大する計画を進めている。木炭は、メロン畑 の土にすき込み二酸化炭素(CO2)の排出を抑える「カーボンオフセットメロン」の栽培に活用し、環境に配慮した栽培法として注目されている。農産物のブランド化を進めている同市は、廃校となった校舎を同組合に 無償で貸与して事業を後押しし、つがるブランドの確立につなげたい考え。
 同市のカーボンオフセットメロン栽培は、2007年から始まった。同市の倉水建設が荒れた山林をきれいにしようと間伐材での木炭生産に着手し、木炭の活用を旧木造町農協に打診。肥料や農薬を使うことで発生する CO2を木炭で相殺するもので、地球温暖化防止に貢献するメロンとして高い評価を受けた。08年には日本航空の国際線ファーストクラスの機内食に提供された。
 同組合は08年8月に設立され、組合員は林業、農業、商業などを営む11人。同市のごしょつがる農協木造総合支店敷地内で炭化炉プラントを稼働し、NPO法人「国土環境保全支援機構」と連携してカーボンオフセッ トによる栽培の拡大を目指している。炭化炉プラントでは間伐材でチップを作り、チップを木炭に加工している。チップは化石燃料の代わりとして販売し、燃料面でもCO2の削減を図っている。
 今後は炭化炉プラントを同市の旧木造西中学校体育館に移設し、8月中旬ごろから稼働する予定。プラントの排熱をニンニクの乾燥や苗床作りなどに活用する計画で、倉水理事長は「環境に配慮した農産物およびバ イオ燃料の拠点として事業を軌道に乗せ、市民の雇用創出につなげたい」と意気込む。
 同市は今春、同法人から木炭の寄贈を受け、炭はカーボンオフセット栽培に取り組む農家に配布された。木炭を使った農家からは「糖度が上がり、連作障害が軽減された」という声が上がっている。福島弘芳市長は「木 炭の活用が広がることで、つがるブランド農産物の確立にもつながるのではないか」と期待を寄せている。
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