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元URL.
http://www.townnews.co.jp/020area_page/04_sat/02_hada_sat/2006_3/07_01sat/hada_sat_top1.html
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出雲大社相模分祠(平沢・草山清和宮司分祠長)が、同神社西側に隣接する土地約1000坪を取得、その土地に苗木を植えて、「1000年の森」を作る計画を明らかにした。
壮大なこの事業の特色は、神社の境内を始め、500年以上生きている市内の銘木などから実を取って発芽させ、そこから育てるということ。購入した苗を単に植林するようなものではないという。土地の植生に合わせ
、タブの木やシイの木などを混生させ、自然な森を育てていく。今年は木の実の採集を行い、ポットで栽培する計画で、来年5月頃に植樹祭を執り行うという。
草山宮司は「私たちは酸素を吸い、二酸化炭素を出して生きています。それなのに自然を破壊していけばやがて生きていくことができなくなります。未来のために今から取り組まなければ」と話す。同事業がモデルとなり
、他の地域でも森がつくられ、やがて秦野市全体に森が溢れる「環境のまち 秦野」になればという願いが込められている。
この取り組みには横浜国立大学名誉教授で植物生態学の専門家として有名な宮脇昭さんが協力。これまでに国内外で苗木をおよそ3000万本植え、森づくりの手法を熟知した宮脇さんは、今年の木の実の採集にも参
加するという。
同神社では、行政にも協力を呼びかけるほか、市民の参加も募集する。「自ら実を拾い植樹した木々が育ってできた森に、郷土を愛する心を感じて欲しい」と話した。問い合わせは 電話0463(81)1122同神社。++
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