全国地銀団体 森林保全へ京都サミット
12月 林業、金融で支援
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009041400084&genre=B1&area=K00
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元urltop:
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写真:
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全国の地方銀行56行でつくる「日本の森を守る地方銀行有志の会」(東京都)は、森林保全の具体策を話し合う「日本の森を守る京都サミット(仮称)」を12月4日に京都市左京区の国立京都国際会館で開く。
二酸化炭素を吸収し、景観や防災の役割も担う森林資源を守り育てるため、地域経済を支える地銀同士が初めて連携して行動に乗り出す。
サミットは、地球温暖化防止に向けた京都議定書を採択した地から、森林の適正な保護・管理に向けた取り組みの重要性を発信する。
会議では、全国の地銀や関係機関の代表が、間伐や植林、自然体験学習などの活動事例を報告し、意見交換する。
後継者難や国産材低迷に悩む地域の林業を活性化させる新たな金融の仕組みも模索する。
森林資源の大切さと次代への継承を確認する共同宣言を採択する方針。講演会など一部事業は一般参加者を公募する。
同会は、会長の柏原康夫京都銀行頭取の呼びかけで昨年7月に発足した。
森林に関する情報収集や調査研究、保全活動支援を中心に本年度から活動を本格化する。
14日午前に東京都内で記者会見した柏原会長は「地方の時代とされる今こそ地銀が協力し、森を守る活動の一翼を担いたい」と抱負を語った。