ID : 10910
公開日 : 2009年 3月16日
タイトル
間伐材を机の天板に活用=広島市
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新聞名
時事通信
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元URL.
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20090316-2
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元urltop:
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写真:
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広島市教育委員会は、森林の間伐材を使用した机の天板を市内の小学校5年生の学級を対象に導入を進める。2010年度にもすべての5年生に行き渡る予定だ。
広島県が07年度に「ひろしまの森づくり県民税」を導入。同税収の配分を受けた県内各市町が、これを財源として森林保全・整備を進めている。同市では、この際に発生する間伐材の使途について、森林課が「小学校
の机の天板として利用できないか」と市教委に提案。これをきっかけに、市内の一部の小学校で活用され、さらに計画的に導入していくことにした。
対象を小学5年生に限定することについて、市教委は「5年生は森林の在り方など環境問題について学習しており、最も身近な机に間伐材を活用することで、木の持つ温かさなどを直接感じ、森林への興味や理解を深
めてもらうのが狙い」としている。
以前から使用してきた机の脚やフレームなどはそのまま残し、天板だけを交換。取り付け作業は各小学校の教職員が行う。導入済みの小学校の児童からは「木のいいにおいがする」などと歓迎の声が上がっているとい
う。