ID : 10885
公開日 : 2009年 3月16日
タイトル
「林業 担い手に」意欲 県など 塩尻で初の養成研修
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/photo/200903/09031601.htm
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元urltop:
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写真:
複数の写真が掲載されていました
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<手本見つめ> チェーンソーで間伐木を切る講師を見守る研修生=3日、塩尻市片丘の市有林
建材会社の倉庫を見学。伐採された木が建材に加工されるまでの過程を学んだ=12日、松本市今井野尻
林業の現場は危険を伴う。救急救命士から応急手当ての方法も学んだ=2月24日、塩尻市片丘の県林業総合センター
「うまく切れた?」と講師(右)から聞かれ、自分が倒したアカマツの切り口を確認する研修生=3日、塩尻市片丘の市有林
測定器を使って樹木の高さを測る=3日、塩尻市片丘の市有林
雇用状況が悪化する中、若い担い手が不足する林業への就労を促そう-。県林業労働財団(長野市)と県が13日まで17日間の日程で開いた初の林業の担い手養成研修(林業就業支援講習)。林業に携わった経験がな
い42人を対象にした研修をカメラで追った。
講習は塩尻市片丘の県林業総合センターを拠点に行われた。林業の現状、森林の基礎知識などを学ぶ座学に始まり、チェーンソーや草刈り機の扱い方などを実習。森林に入って伐採や枝打ちを体験した後、3日間は
班に分かれて県内の森林組合や林業会社に出向いて林業の現場に触れた。
13日の閉講式の前には就業相談会も行われた。将来は林業で独立したいという長野市の男性(51)は「森林組合の知人からは従業員が高齢化していると聞いている。チャンスがあれば起業して仕事を請け負いたい」
と意欲的だ。ただ、この日時点で同財団に寄せられている求人は8事業体の計17人と少なく、南信地方の男性(29)は「実習は勉強になったが、就職にどう役立つかは分からない。結局は自分で探さないと」と話してい
た。