ID : 10811
公開日 : 2009年 3月10日
タイトル
二酸化炭素削減へ 自然と科学の連携 大子町とつくば市『カーボンオフセット』
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20090311/CK2009031102000107.html
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元urltop:
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写真:
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大子町とつくば市が、都市部で排出された二酸化炭素(CO2)を森林で吸収して相殺する「カーボンオフセット」の取り組みに乗り出す。県内の自治体では初の試みで、今夏にも連携協定を結ぶ。
町の大半を山林が占める大子町と研究機関が集積するつくば市が、お互いの特徴を生かして温室効果ガスの削減を目指す事業。
大子町企画課によると、町有林約二百三十ヘクタールの一部を「つくば市の森」として、市の環境基金などから間伐費用を支出してもらい、森林を整備することで、二酸化炭素の吸収量を増やす。
「つくば市の森」は、市民が参加する自然体験の森に開放するほか、筑波大学を中心とした研究機関の実験実証の場としても活用する。
また、町の森林組合などが筑波山の森林整備や市内の里山保全について、助言を行うことも検討している。
市や町は観光面での交流を予定しており、市の東京事務所を活用して、大子町のPR、筑波山と袋田の滝を巡る新たな観光ルートの開発にも乗り出し、都市と農村の交流を深めることにしている。