ID : 1057
公開日 : 2006年 5月24日
タイトル
山村の良さを多くの人に NPO法人発足から1年 ときがわ
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新聞名
埼玉新聞
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元URL.
http://www.saitama-np.co.jp/news05/25/22l.html
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元urltop:
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写真:
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ときがわ町大野地区を拠点として農業体験や自然学習会などを行いながら、都市と山村地域の交流を楽しみ、過疎化が進む山村を元気にする活動をしているNPO法人「ときがわ山里文化研究所」(柴崎光
生理事長)が発足一年を迎えた。柴崎理事長は「さらに多くの人たちに山村の良さを体験してもらい、子どもたちを受け入れる態勢も整えたい」と話している。
同会は旧都幾川村の出身者や住民ら、五十歳代が酒をのみ交わすうちに話が盛り上がり、設立された。
これまでに、山菜採りやソバ打ち体験、サトイモの収穫と「イモ煮会」、竹炭作り、地元の祭りへの参加など二十以上の事業を実施。県内から延べ七百人以上が参加しているという。
一年を振り返って、柴崎理事長と堀口浩副理事長は「遊休農地を使用することで、荒れ果てた畑が昔の畑に復元し、会員らの活動中に地元住民から言葉を掛けられることも。古老から聞き取り調査をしたことにより、里
山の伝承文化なども調査でき、当初の目的通り活動ができた」と手ごたえを感じている。
現在は、会のシンボル施設として、大野地区内に物置や憩いの場として利用できる間伐材を使った小さなログハウスを建設中。
二十七日午後二時からは、嵐山町菅谷の嵐山史跡の博物館で総会と一周年記念パーティーを開く。
同会の会員も募集している。