ID : 1056
公開日 : 2006年 5月24日
タイトル
おがくず固めた「オガライト」製造開始 稚内の工場稼働
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060525&j=0043&k=200605250857
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元urltop:
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写真:
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宗谷森林整備事業協同組合(美田和三郎代表、六社)が市内曲渕に建設したオガライト製造工場が二十三日から、本格稼働を始めた。オガライトはおがくずを固めた燃料。同組合では間伐材を主に利用する
。道内では桧山管内江差町の業者も製造しているが、トドマツやカラマツなどの間伐材をメーンに使うのは初めてという。
値段の安さなどで廃材になることが多い間伐材の有効利用が狙い。間伐材は管内のほか、羽幌町などからも仕入れる。オガライトはまきより火力が強い。炭より火力は弱いものの、価格は炭の数分の一で、まきとほぼ
同じ。主に石焼きいも業者が燃料に使っている。現在は東南アジアなどからの輸入ものが多く流通している。
工場は鉄骨平屋約百六十平方メートル。粉砕機で作ったオガ粉をプレス機にかけ、縦、横五センチ、長さ三十六センチのオガライト(一キロ)を製造する。総工費は四千万円。一時間で百キロの製造が可能で、本年度
の目標生産量は四百トン。製品は旭川の販売業者などに送られ、一キロ五十円で、石焼きいも業者や焼きトウモロコシの販売業者に売られる。
同組合は「今後は販路を拡大し、一般家庭でもまきストーブの燃料などに使ってもらえるようにしたい」と話している。(