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ID : 10734
公開日 : 2009年 3月 3日
タイトル
バイオマス研究・実用化へ茂木町が環境課
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20090303/119628
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元urltop:
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写真:
 
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町は新年度、生ごみや間伐材など生物由来で再生可能な資源「バイオマス」を専門に担当する環境課を新設する。地球温暖化防止のための二酸化炭素吸収源として位置付けられる森林資源などに着目、そ の有効活用を検討する。県農村振興課によると、県内市町がバイオマス関連を包括的に担う部門を設けるのは珍しいという。
 古口達也町長は「二〇一〇年度に環境立町を宣言したい。そのための取り組みを積極的に進めていく」と話しており、同課が宣言に向けた準備を進める。
 町は人と自然に優しい農業を目指し、有機物リサイクルセンター美土里館を〇三年に稼働させた。里山の落ち葉や生ごみ、間伐材のおがくず、もみ殻など町内の資源を基に有機質堆肥の「美土里堆肥」を生産。農家の ほか道の駅もてぎなどで一般向けにも販売している。
 美土里堆肥は生産が販売に追い付かないほど好評で、生産と流通の歯車がうまく回転。地域資源が循環する好例として、全国のほか海外からも視察が相次いでいる。
 町は〇六年に県内他市町に先駆けバイオマスタウン構想を策定。「環境立町」には、こうした実績から町の面積の大半を占める森林資源などを活用し町の産業に育てていこうとの狙いがある。
 同課は農林課や保健福祉課の一部を取り込んで編成し、同センターの運営に当たる。さらに、廃食油を活用するバイオディーゼル燃料や間伐材で作る燃料の木質ペレットなどの、生産から消費までの実用化が検討課 題になる見込み。
 町の取り組みの背景には、町内の雇用機会が少なく人口減少に歯止めがかかっていない現状がある。町はバイオマス利用を経済活動として地域に根付かせ、雇用の拡大につなげたい考え。
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