ID : 9879
公開日 : 2008年 12月16日
タイトル
森守る道産割りばし 北見の会社が販売 「円山」レッサーパンダに寄付
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/135390.html
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元urltop:
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写真:
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割りばし製造のホクト製箸(せいはし)(北見市、中野信彦社長)が、札幌市円山動物園のレッサーパンダの繁殖活動に充てる寄付の付いた、道産材製の子ども向け割りばしの製造、販売を始めた。中国産材に
よる割りばし製造が、レッサーパンダの生息する森林に悪影響を及ぼしているとされるため。製造過程などで出る二酸化炭素の排出権を購入するなど、環境にも配慮した製品となっている。
同社と、子育て関連ビジネスを行う市民団体「北海道子連れプロジェクト」(札幌市、平島美紀江代表)が共同で企画開発した。はしは道産のトドマツ間伐材を使い、長さ約十六センチ。一膳(ぜん)八十四円。
取り組みの背景には、中国の森で伐採が進み、生息するレッサーパンダが減少していることがある。伐採は、安価な中国産材を使うことが多い日本の割りばし製造にも原因があるとされ、道産間伐材で割りばしを作る
同社も環境破壊を防ぐ一助に、と乗り出した。
割りばしにはレッサーパンダのイラストをプリント。一膳につき5%を、円山動物園の繁殖活動に寄付する。価格には、製造から納入までの間に出たのと同量の二酸化炭素の排出権を、NPO法人北海道グリーンファン
ド(札幌)から買い取る費用も含まれる。
はし導入の一号店、札幌市北区新琴似のカフェ「自休自足」の南ゆき店長は「身近な所から、環境保全に協力できれば」と話す。
問い合わせは、平島代表(電)090・2075・1260へ。