ID : 9742
公開日 : 2008年 12月 5日
タイトル
温室ガス削減「カーボンオフセット」第1号は高知県が申請
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20081204-OYT1T00826.htm?from=navr
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元urltop:
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写真:
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環境省は4日、国内の温室効果ガス削減のため、11月から新たにスタートさせた「国内カーボンオフセット」の第1号に、高知県が申請したと発表した。
カーボンオフセットは、自らの努力で排出を減らせない二酸化炭素(CO2)を、別の場所で削減したCO2と相殺(オフセット)する仕組み。相殺対象は、これまで国連が認証した途上国での事業に限られていた。
このため環境省は先月、「オフセット・クレジット(J―VER)制度」をつくり、一定の条件を満たした事業に限り、国内での事業による削減分との相殺も認めることにしていた。
高知県の計画は、県内のセメント工場のボイラーに使われている石炭などの燃料の一部を、地元の森林に放置された木材と交換し、燃料利用に伴って排出されるCO2を年約2000~3000トン減らすもの。
この削減分は、首都圏で商業施設を運営するルミネ(東京都渋谷区)が来年3月に購入を予定している。同社は、社員が通勤で交通機関を使うときに発生するCO2と相殺するという。