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ID : 9737
公開日 : 2008年 12月 5日
タイトル
だんじり走り続けろ 100年先へ植林でつなぐ 岸和田
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200812040045.html
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元urltop:
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写真:
  複数の写真が掲載されていました
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300年以上の歴史を誇る「岸和田だんじり祭(まつり)」(大阪府岸和田市)を担う町衆たちが、将来のだんじりのために材料となるアカマツやケヤキの植樹を始める。年々、国産材の入手が難しくなるなかで「 祭りを次世代に残したい」という強い思いが100年がかりの取り組みを後押しする。
 泉州地域で情報紙を発行する「泉の和プロジェクト」の萬屋誠司さん(34)や、今年の祭運営を担った年番長らでつくる「泉州だんじりの森プロジェクト準備委員会」が企画した。
 だんじり本体はケヤキ、四つのコマ(車輪)にはアカマツ、前輪と地面の間に差し込んで回転させるのに使う前梃子(まえでこ)にはヒノキを使う。特に重さ4トンを支えるコマは消耗が激しく、萬屋さんの調べでは、泉州 にある約270台のだんじりで、年間約1600個のコマが消費されているという。
 一方、生育するのに約100年はかかるとされている国産アカマツの生産量はマツクイムシの被害などで急減している。このままでは将来コマが不足するのは避けられず、町衆自ら材料の供給を手助けすることにした 。使用済みのコマを再利用するアイデアも募り、収益を植林に充てるのが目標だ。
 4日にまず祭発祥の地・岸和田城近くに記念のアカマツを植え、13日には近隣の泉佐野市が所有する山に、同市公園緑化協会とともにケヤキ、アカマツ、ヒノキ計約1300本を植える。社団法人「国土緑化推進機構」( 東京)が進める緑の募金事業の補助金を活用する。
 萬屋さんは「だんじりの良さは組織力の強さ。泉州全体に植林の輪を広げたい」と話す。(
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