ID : 9266
公開日 : 2008年 11月 5日
タイトル
森林に優しい間伐に力 熊野市の尾中さん「森の名手・名人」に
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20081106/CK2008110602000025.html
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元urltop:
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写真:
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熊野市五郷町の林業尾中茂樹さん(48)が、林野庁所管の国土緑化推進機構が選ぶ「森の名手・名人」に認定された。父親の鋼治さん(75)も五年前に選ばれており、親子二代の認定は全国でも初めてだと
いう。
尾中さんは二十一歳で林業を始め、伝統的な間伐法の「なすび伐(ぎ)り」を継承。作業機械の改良や、伐採した木を運び出す作業道の整備を地道に続け、手間はかかるが森林に優しい間伐に力を入れている。研修生
を受け入れるなど、後継者の育成にも積極的に取り組んでいる。
市役所であった伝達式で、河上敢二市長は「(伐採した木を活用する)利用間伐の伝道役になってもらいたい」と激励。尾中さんは「荒れる森林には手を入れてほしいが、個人所有の山を守るのは難しい。公的支援も考
えてもらいながら、何とかしていきたい」と応えた。