ID : 9160
公開日 : 2008年 10月27日
タイトル
端材、間伐材利用について
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新聞名
EICネット
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元URL.
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=30036
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元urltop:
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写真:
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私は今割りばしを無くし、持ち箸がいいのではないかという企画をしています。
これには賛否両論があり、
割りばしを作るのは日本の間伐材利用であり、割りばしの消費量が減るのはよくないという意見もあります。そこには、今日本では間伐をしないが為に森林が崩壊しつつあるということがいわれていることを知りました。
しかし、現在中国の割りばしの利用が98パーセントで、間伐材を利用されてるとはいえないのではないかと思いました。
そこで、間伐材というものを
割りばしではなく、長く使える日本古来の漆などの箸の原材料に利用することはできないのですか?
そうしたらコストも減るし、中国からの輸入の割りばしも減り、海外の自然破壊にはつながらないのではないのかとおもうのですが・・・
間伐材・端材というものがあまりよくわからないため、
意見をいただきたく質問しました。
よろしくお願いいたします。
割り箸の作り方や原料については知っていますが、塗り箸のほうがわからないので別の視点から・・
塗り箸を増産しても、中国産の割り箸使用を減らすことにはつながりにくい気がします。
割り箸の使用で大きいのは外食産業だと思いますが、
塗り箸を使えば、廃棄の手間は減りますが洗浄や交換に使う水・洗剤・人件費はぐんと増えます。排水も増えます。
小さいお店では特にそれは負担になるでしょう。
塗り箸は、繰り返し使えますがリサイクルにはむきません。
燃えるごみして焼却するしかありません。
割り箸では、最近燃料(ペレットや炭)にリサイクルしようという取り組みがありますので、それが進めばいいなと思います。
塗り箸は廃棄量がまとまらず、また熱量や、燃やしたときの物質のせいで燃料には向きません。
ちなみに、自ら購入するならば私は国産間伐材の割り箸を選んで購入し使っています。
お店ではマイ箸かマイ割り箸持参、お弁当など買う時でお箸を持っていないときは、つけてくれるのを使いますが
中国産か、竹か、国産か、次に利用するときのためにチェックしておきます。
でも、間伐材で塗り箸というのもとても面白いと思います。
子供たちに間伐材で箸を作らせるイベントなどがありますが、
削っただけのお箸で素朴なものです。
簡易に、オイルだけを塗る場合もありますが、漆塗りにするのも
ちょっと違った魅力がでそうです。
塗り箸の世界も、需要が伸びなくて大変そうですから。
いろんな使い方をするのがよいのかもしれませんね。
漆塗り国産間伐材のお箸というのは、まだ市場がありませんから、
環境面では難易度が高いですが、試みとしてはあっても面白いかもしれません。