ID　：　9161

公開日　：　2008年 10月23日

タイトル

「間伐材使う」４６％

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20081023-OYT8T00816.htm

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県広報課は２３日、７月に行った県政世論調査の結果を発表した。間伐で出た木材について、住宅建築などに「利用する」とした回答は４６％にとどまり、間伐材普及に向けた課題が浮き彫りになった。世論調 査は、２０歳以上の県民２０００人を対象に郵送で行い、回答率は６７％だった。
　県は、健全な森林育成のため、間伐材の利用促進を目指している。間伐材を「利用しない」と答えた割合は８％だったが、「わからない」が４５％に上り、間伐材の品質などのＰＲが十分でない現状がうかがえる。
　間伐材の利用が進まない背景（複数回答）は、「間伐材を住宅建築に使えることを知らない」が５３％、「業者から勧められない」が４６％。県が取り組むべきことでは、「業者への普及啓発」が６０％、「間伐材を使用した場 合の財政支援」が４４％だった。
　県は今年度、間伐を進めるため、森林税を導入した。間伐促進には、県産材需要の拡大が必要だが、県内の住宅建築に利用される県産材の割合は、県の推計で１３％にとどまっている。県信州の木振興課は今後、建築 業者に対し、県産材利用を集中的にＰＲするという。

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