ID : 9129
公開日 : 2008年 10月22日
タイトル
阿部総業に大臣賞 リサイクル推進功労
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081021_6
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元urltop:
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写真:
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奥州市胆沢区の建設・廃棄物処理業、阿部総業(阿部正幸代表取締役、従業員48人)は、本年度のリデュース・リユース・リサイクル推進功労者表彰国土交通大臣賞を受賞した。廃材や間伐材を堆肥(たいひ)
や燃料として商品化、啓発活動も評価を得た。
表彰はリデュース(廃棄物抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)の「3R」を進める全国の事例をたたえる。3R推進協議会(会長・細田衛士慶応大教授)主催。本年度は138件が推薦され、同社は建設土木分
野の国交相賞7団体の一つに選ばれた。
同社は約15年前から、工事で出る廃木材や間伐材利用に取り組む。木質チップを燃料や家畜用敷きわらの代用品、堆肥や農業園芸養土に加工する。特に農畜産が盛んな地域性を生かし、地場の木材と和牛や鶏のふ
ん、米ぬかに、ヨーグルトを加えて作る堆肥が注目を集める。今年は前年比約2倍の700立方メートルを製造する。
ペレットボイラーや暖房機など関連機器を開発、廃食用油燃料も作るなど資源循環の仕組み全体を視野に幅広く商品化。小中学生の環境学習受け入れ、事業者向け技術研修会、施設公開など啓発事業も評価された。
阿部代表取締役(57)は「地域循環の仕組みを次代に残すことは責務だ。受賞を励みに新規事業にも意欲的に取り組みたい」と話す。
表彰式は21日、東京都で行われる。