ID : 8762
公開日 : 2008年 9月 9日
タイトル
森林資源有効利用事業:木材から工業原料製造、県など参加
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20080910ddlk21040027000c.html
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元urltop:
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写真:
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県は9日、間伐材や林に放置され、使われていない森林資源を有効利用するため、林野庁が審査を経て委託した山陽空調工業(広島市)の事業に県と御嵩町、可茂森林組合が参画すると発表した。
今年度から12年度まで5年間研究を行い、ビジネス化を目指す。同社が開発したのは木材粉末を分解、工業原料となるグルコースやキシロオリゴ糖を製造する技術で、製品はエタノールの原料や健康食品に加工でき
る。製造実験は当面、茨城県つくば市で行い11年度をめどに車載できる製造装置を開発、御嵩町で製造実験する予定。
可茂森林組合が木材を提供し、御嵩町で木材粉末を製造する。古田肇知事は「間伐材の利用率が高まり、山村の活性化などが期待できる」と意義を強調している。【