ID : 8415
公開日 : 2008年 7月31日
タイトル
新宿区の児童が伊那市で林業体験 「地球環境保全協定」で
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=11453
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元urltop:
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写真:
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伊那市と友好提携している東京都新宿区の小学5、6年生が、同市のますみケ丘平地林で林業体験をしている。両市区で2月に結んだ「地球環境保全協定」に基づく具体的な取り組みの第1弾。
同区は、友好提携していた旧高遠町当時から毎年、小規模の小学校を中心に千代田湖キャンプ場(高遠町藤沢)で自然体験をしている。今夏も8月7日までに区内29校のうち9校が2泊3日の日程で次々と訪れる予定で
、そのカリキュラムに初めて林業体験を組み入れた。
30日は四谷第6小学校の児童52人が参加し、林業関係のNPOや市、県職員らが指導した。平地林に設ける「新宿の森」(仮称)で針葉樹の間伐や枝打ちに挑戦し、それを使って三角すいの「基地」を作るなどした。
ネームプレート作りでは、直径3センチほどのヒノキの枝をのこぎりで切った。5年生の男子は「学校の図工でのこぎりを使うのと違い、なかなかうまく切れなかった」と感想を話していた。切り口の年輪を数え「27歳くらい
」と推測する子もいた。
高橋英明校長は「いい体験。二酸化炭素や環境の話だけでなく、生活の中すべてで生きてくると思う」と話していた。
地球環境保全協定は、地球温暖化対策などで締結。市有林の整備を区が支援し、区民らの体験学習にも活用して相互の交流も図る。