ID : 8411
公開日 : 2008年 7月31日
タイトル
広島の工務店、森林認証材で顧客開拓
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080730c6b3003030.html
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元urltop:
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写真:
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特定の森林で伐採し、伐採後は必ず植林することなどを条件にした国産材の使用を売り物にする工務店が山口県や広島県に登場し始めた。森林を再生、維持するための木材の認証制度に参加、林業会社や
加工会社と組んで、木材版のトレーサビリティー(履歴管理)のできる国産材を使用し、環境意識の高い顧客を開拓するのが狙いだ。顧客自身が植林するなどのイベントも実施し、知名度の向上も目指す。
地場大手の安成工務店(山口県下関市、安成信次社長)は第三セクターのトライ・ウッド(大分県日田市、井上伸史社長)と組んで、今秋から、日田市上津江町産の緑の循環認証会議(SGEC)認証材を使った住宅を売り
出す。
安成工務店と子会社の加工会社、トライ・ウッドが3月までにSGEC認定の事業者になったことから、森林管理から製材、加工、施工まで一貫した供給体制が整った。トライ・ウッドはボイラーを使わずに1年間自然乾燥
させた輪掛け乾燥材を秋から安成工務店に本格出荷する。