ID : 8310
公開日 : 2008年 7月17日
タイトル
天龍木材、屋上緑化商品を販売 間伐材のスギを利用
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20080717ddlk22020163000c.html
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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土壌流出の防止など森林保全に
木材加工販売の「天龍木材」(浜松市東区)はこのほど、間伐材のスギを利用した屋上緑化商品の販売を始めた。軽量なため設置や施工が比較的容易で、間伐材を使うことで土壌流出の防止など森林保全にもつながる
という。都市部の企業や一般の民家などでの普及を図る。
緑化には、間伐材のチップと炭、接着剤を混ぜ、圧縮して作る基盤を使用。50センチ角の基盤を敷き詰めた上に芝を敷いて水をまくと、1カ月程度で芝の根が基盤に定着する。チップが炭と反応して分解され、肥料に
なるため管理費などが少なくてすみ、10年程度は交換の必要もない。工事費などを含め、1平方メートルあたり約2万円で敷ける。ヒートアイランド対策として自治体が一定額を補助する制度もある。
現在の製品は、青森県内の企業からOEM(相手先ブランドによる受託生産)で供給されている。今後3年内をめどに県内で自社工場を整備し、地元の天竜杉の間伐材を利用した製品作りを目指す。同社は「子供でも
敷けるので、学校などでの環境教育にも使えるのではないか」とPRしている。【