ID : 7979
公開日 : 2008年 6月19日
タイトル
洞爺湖サミット 間伐材割りばしで環境配慮発信
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新聞名
ビジネスアイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200806190057a.nwc
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元urltop:
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写真:
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政府は来月開かれる主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の期間中、現地に滞在する参加国の政府職員らの食事用に、国産の間伐材で作った割りばし10万膳(ぜん)を使うことを決めた。森林保全につな
がる間伐材の活用で、環境に配慮する姿勢を内外にアピールする。
本州産スギ材と北海道産材(樹種未定)が5万膳ずつ、政府職員の弁当や記者が集まる国際メディアセンターで提供される食事などに使われる。
森林整備を推進する「緑の募金」運動を展開する社団法人国土緑化推進機構がPR予算で割りばしを提供。はし袋には、サミットや緑の募金のロゴマーク、「健全で美しい森林づくりに貢献する間伐材を利用しています」
と日本語と英語を印刷する。
政府は京都議定書が義務付ける温室効果ガス削減に向け、森林吸収源を整備するため間伐を推進している。サミット関係施設の整備でも外壁や内装材に積極的に間伐材を利用する方針で、割りばしもその一環。
国内で流通する割りばしのほとんどを安価な輸入品が占める中で、輸送に伴う環境負荷が小さい国産材を利用する環境面の意義を訴える狙いもある。