ID : 7892
公開日 : 2008年 6月 4日
タイトル
流木から炭を作ったよ 四万十町・田野々小児童
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20080604ddlk39040587000c.html
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元urltop:
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写真:
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ダムに流れ込む流木などを再利用しようと、四万十町立田野々小学校(伊賀修校長、児童103人)の児童20人らが同町家地川の四国電力佐賀取水堰(家地川ダム)にある炭焼き窯で炭出しを体験した。
取水堰には上流からスギやカシ、シイなどの雑木や間伐材などが流入。この流入木の有効活用を図るため四電が94年に窯(高さ1・4メートル、直径2・6メートル)を設置し、地元住民に開放している。また、小学生た
ちに環境、リサイクルなどへの関心を高めてもらおうと炭焼き体験を実施している。
この日、子どもたちは先月20日に自分たちが窯に入れた流木の炭を取り出し、四電社員15人と一緒にノコギリで炭を7、8センチほどの長さに切り、袋に詰め込んだ。この後、サイエンス教室が開かれ、マイナス196
度の液体窒素の入った容器にバラの花やボールを漬けて瞬間に凍らせた。児童たちは手で凍らせたバラの花を握り、粉々に砕けるのを見てびっくりしていた。最後に出来た炭を使って肉を焼き、バーベキューの昼食を
楽しんだ。
6年生の森沢天心君(11)は「大きかった木が炭になると小さくなっていた。炭切りは楽しかった。もらった炭は家で使いたい」と喜んでいた。【