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らでぃっしゅぼーやは日本で初めて
国産の間伐材を使用した資源循環型飲料容器「カートカン」を原料とした
「カートカン再生トイレットペーパー」を一般の消費者に向けて発売します。
有機・低農薬野菜と無添加食品の会員制宅配会社らでぃっしゅぼーや(本社:東京、社長:緒方大助)は、今年1月より全国の会員約75,000世帯を対象に、森林を守り、地球温暖化に貢献するカートカンの資源循環シ
ステムをスタートします。この循環システムは、カートカンジュースを購入した会員宅より、使用済みカートカン(30%以上の国産の間伐材を原料としている)を回収し、トイレットペーパーの原料としてリサイクルする仕
組みです。この循環システムにより開発された、原料の80%以上にカートカンを使用した「カートカン再生トイレットペーパー」を、日本で初めて一般家庭に向けて発売します。
□ 飲んで育てる日本の森林 ~国産の間伐材が原料の環境にやさしい「カートカン」飲料~
らでぃっしゅぼーやでは1999年より、資源循環型飲料容器「カートカン」の低農薬野菜・果物ジュースなどの販売及び、回収を行ってきました。カートカンは、ペットボトル、スチール缶やアルミ缶のように、石油や鉱石
などの有限な資源を原料としている容器とは違い、製造時の環境負荷も小さく、資源管理をすれば持続可能な木材を原料としている資源循環型の飲料容器です。また、一般的な紙容器は外国産のパルプ材を主原料に
製造されていますが、カートカンは材料に国産の木材を30%以上使用しており、日本の缶飲料で初めての間伐材を用いた製品であることを証明する「間伐材マーク」がついた認定商品です(全国森林組合連合会が認証
)。
2004年度には、カートカンは全国で約1億5000万本生産されましたので、これを森林の間伐面積に換算すると、東京の日比谷公園の約1.5倍分(約24ha)が整備されたことになります。更に、カートカンジュースの
売上の一部は、(社)国土緑化推進機構が運営する「緑の募金」に寄付され、間伐などの森林整備を行う国内のボランティア団体に活用されます。このように、カートカン飲料の消費が増えることは、国内の間伐材の有効
利用が拡大し、森林の間伐が進むことに繋がります。らでぃっしゅぼーやではこの度、回収したカートカンを原料の80%以上に使用した資源循環型の商品「カートカン再生トイレットペーパー」を、日本で初めて一般の消
費者に向けて発売します。
□ 原料の80%以上に「カートカン」を使用し、資源の循環を追求したトイレットペーパー
らでぃっしゅぼーやでは、1988年の創業当初よりダンボールや発泡スチロール、カートカンや牛乳ビン等の容器・配送資材を回収してリユース・リサイクルしたり、家庭生ゴミや不要食器の回収・資源リサイクルなどに
取り組んできました。日本での飲料容器のリサイクル率は年々上昇しており、びん・缶容器のリサイクル率は、8割超に達しています。使用済みのカートカンは、牛乳パックと同様に100%リサイクル可能な資源です。しか
しそのことが理解されず、カートカンの回収率は全ての販売量の約1割(凸版印刷調べ)と大幅に低いことが問題となっています。
そこで、らでぃっしゅぼーやは今年1月から、製紙会社の協力により、独自の配送システムを活用し、使用済みカートカンを会員宅より回収し、そのカートカンを原料にしたトイレットペーパーを製造するという資源循環
システムをスタートしました。この原料の30%以上が国産間伐材であるカートカンが、80%以上を占めている「カートカン再生トイレットペーパー」を、一般消費者向けに販売する試みは日本で初めてです。この「カート
カン再生トイレットペーパー」も、トイレットペーパーとして初めて「間伐材マーク」が認定された商品です。らでぃっしゅぼーやは、カートカンも有効利用できる資源だということをより多くの消費者に知ってもらうことによ
って、環境にやさしいカートカンの更なる普及及び回収率の向上を目指します。また、2004年4月には、カートカンを中心とした紙製の飲料容器を普及することによって、日本の森林を育むことを目的として、「森を育
む紙製飲料容器普及協議会」が発足しました。協議会には、凸版印刷株式会社などをはじめとする大手の飲料・食品メーカーや、製紙会社などの関連企業約40社が参加しており、らでぃっしゅぼーやも協賛しています。+
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