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登米市は、市が発注する施設の木造化や内装の木質化に努め、地元材を可能な限り使う「市公共施設木造化・木質化指針」を今年度施行した。今後建てる予定のあらゆる市施設に関し、強度やコスト面を勘案
したうえで、木造化・木質化の検討対象とする。地場の林業を活性化し森林整備を進めることで、地球温暖化防止に少しでも役立とうという趣旨。市町村の施設木造化・木質化指針策定は、県内で初めてという。
同市によると、今年度は同市津山町や石越町の市営住宅の新築、同市豊里町の複合公共施設工事などが木造化・木質化の対象。3年前の合併後から同市は木造化・木質化を努力目標とし、今月開校した市立新田小に
ついても木質系内装にするなどしてきたが、市の全部署の意識統一に向け指針を定めた。
同市では登米町森林組合や津山町の製材業者らが木材生産にかかわるが、地域全体としては木材価格の低迷から間伐も思うに任せず、森林機能が低下しているとされる。
同市は昨年、「市環境基本条例」を施行し、「登米から止めよう地球温暖化!」を合言葉に環境保全活動に力を入れている。その一環として二酸化炭素を吸収し、温暖化を防ぐ森林の活用を図る考えを指針に込めた。+
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