ID : 6913
公開日 : 2008年 3月28日
タイトル
岡山県が少花粉スギ普及へ
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新聞名
中国新聞
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元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803290041.html
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元urltop:
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写真:
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国内患者数が約2000万人と推計される花粉症対策として岡山県は新年度から、県内で植えられるスギを花粉の少ない品種に切り替える事業を本格化する。自治体が少花粉スギの普及に取り組むのは、中四
国地方で初めて。
県は1996年度から県林業試験場(勝央町)で、花粉量が通常の1%以下のスギの研究を進め、現在9品種を試験植栽している。しかし、挿し木後の発根率が約3―40%と通常の80%を大きく下回り、苗木が採れる親木
も約100本しかない。
県は新年度予算に、研究費と試験林整備費として計322万円(本年度比264円増)を計上。発根率改善の研究を進め、試験場内に今秋設ける少花粉スギ専用試験林10アールで親木を増産する。講習会を通じて苗木生
産者に育苗技術を伝え10年度に3000本、22年度には2万2000本の苗木生産を目指す。