ID : 6908
公開日 : 2008年 3月27日
タイトル
外来樹から生態系守れ 野幌森林公園 ニセアカシア伐採
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/83830.html
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元urltop:
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写真:
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野幌森林公園に外来樹種のニセアカシアが増えるのを防ごうと、北海道森林管理局は二十六日、樹齢五、六十年に成長した二十一本を伐採した。同公園で生態系の保全を目的に、樹木を伐採するのは初め
てという。
ニセアカシアは明治初期、北米から日本に入った落葉樹。環境省が「在来植物を駆逐する恐れがある」として、「要注意外来生物」に指定しており、同公園では八百本余りが確認されている。
伐採したのは、二○○四年秋の台風で多くの木がなぎ倒された二カ所の空き地の近くにあった二十一本。この土地では、市民団体が協力し、原始の森を再生する植樹を行っているが、ニセアカシアから飛んできた種子
が発芽し、移植された樹木と競合している。
伐採したニセアカシアは最大で直径五十センチ、高さ二一・五メートルもあった。同局は植林地の柵に加工するため、切りそろえた。
残りの木は他の樹種の生育とバランスがとれた場所にあるため、伐採の計画はない。(