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県は7日、盛岡市中央通1丁目のエスポワールいわてで、松くい虫被害対策推進協議会(会長・西村和明県農林水産部林務担当技監)を開いた。2006年度の県内被害量は前年度並み。08年度は監視などに
よる被害の拡大防止に加え、被害に強いアカマツ品種の普及やチップ化による被害木の有効利用に向けた調査を進める。
林業関係の委員と県の担当者約20人が出席した。06年度の県内被害量は3万9800立方メートル(前年度比1%減)。03年度をピークに2年間減少していたが横ばいとなった。都道府県別では福島、長野に続き3番目
に多い。
08年度の被害対策実施方針は被害の拡大防止と公益性の高いアカマツ林を重点的に守ることが目標。被害に強いアカマツの開発継続と普及に努めるほか、駆除作業を完了した被害木のチップ化による有効利用のた
め関係団体と連携する。
委員からは「チップ材は不足傾向。活用を期待したい」「農薬散布日時などは農林水産業者への早めの連絡を徹底してほしい」などの意見があった。
現在の被害北限は内陸が紫波町、沿岸が大船渡市。議長を務めた県の竹田光一森林整備課総括課長は「農薬散布は連絡を密にして事故のないようにしたい。被害の北上は阻止しなくてはならない」としている。++/div
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