ID : 6257
公開日 : 2008年 2月 7日
タイトル
「丹波富士」に登山道を整備中 ひょうご森の倶楽部
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0000828678.shtml
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元urltop:
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写真:
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美しい姿から「丹波富士」とも呼ばれる丹波市の小富士山(二三一・五メートル)で、特定非営利活動法人(NPO法人)「ひょうご森の倶楽部」の森林ボランティアが登山道整備を進めている。メンバーの多くは阪
神間から通いながらの作業で、「丹波の名山を幅広い人に親しんでもらいたい」と意気込んでいる。(小林良多)
同倶楽部は一九九六年、県の森林ボランティア養成講座の修了者らが立ち上げた。約七百人が加盟する県内最大の森林ボランティア団体で、丹波、但馬や北播地域などの二十三カ所で間伐や下草刈り、作業道づくりに
取り組んでいる。
丹波市春日町と市島町の境にある小富士山では、約十五人が二〇〇三年から活動している。依頼を受け、ふもとの間伐を行っていたが、地元住民の「この山からも雲海が見られたら、子どもたちに登らせてやりたい」と
いう言葉を聞き、「昔あった登山道を復活させよう」とメンバーの中で話がまとまった。
斜面の雑木林はあまり手入れされておらず、昨年二月から月一回、間伐した木々で階段を設置してきた。下草を刈り、ヤマザクラやミツバツツジなどの花木は残した。整備は七合目まで進んでおり、今年中に完成する
見通しだ。リーダーの田尻吉直さん(47)は「全員が楽しみながらやっている。子どもでも足を運べる里山になれば」と話している。