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守屋山の整備に取り組み、今年度の県ふるさとの森林づくり賞を受けた諏訪市の「守屋山あずま屋会」(五味謹吾会長)が24日、山田勝文市長に受賞を報告し、今後も地域の森林を見直す活動に積極的に取り
組んでいく考えを示した。
同会は2002年に、守屋山の登山口(通称水のみ場)に憩いの場としてあずまやを造ったことをきっかけに、守屋山の整備を進めようと、地元の中洲神宮寺地区の住民有志で発足した。現在の会員数は約30人。
間伐材を利用した登山道整備のほか、地元の小学生を対象にした「守屋山森林(もり)の集い」を05年から開催。キノコ採りや植樹、飯盒炊爨(はんごうすいさん)などの体験を通し、森林に関心を高めてもらう活動を展
開。森林環境教育を推進する取り組みとして高い評価を受けた。
この日は五味会長ら10人が市役所を訪問。17日に県庁で行われた表彰式で贈られた賞状などを山田市長に披露した。市長は「守屋山は温かい雰囲気がある」などと受賞をたたえ、一層の取り組みに期待を寄せた。
同会では現在、水のみ場周辺に、一昨年の豪雨災害を受けて伐採された木材を活用した遊歩道も整備中。会員は「これからも次世代を担う子どもたちに、山を大事にする取り組みを続けていきたい」と話していた。++/
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