ID　：　6117

公開日　：　2008年 1月25日

タイトル

森林環境税１人年５００円 道が骨子案 ５年間、税収 ７５億円

新聞名

北海道新聞

元URL.

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/72571.html

元urltop:

上記情報ページのTOPへリンク

写真:

　

道は二十五日、温暖化防止などを目的に導入を検討している森林環境税の骨子案をまとめた。道民税の均等割に上乗せする五年間に限った超過課税方式とし、道民税を払っている個人は年間五百円、法人 は定率（５－１０％）か定額の負担を想定。税収は五年で七十五億円程度になると試算している。七月の北海道洞爺湖サミットを前に、早ければ六月の定例道議会に提案し、二○○九年度の導入を目指す。
　同日開かれた、有識者でつくる検討専門委員会で報告した。
　道内では、林業の低迷を背景に民有林の放置が問題になっており、税収は緊急に植林や間伐が必要だと道が判断した民有林の整備に充てる。対象は伐採や山火事などで木がない九千ヘクタールと、間伐されないまま 放置されている一万八千ヘクタール。このほか、市街地の植樹や森林ボランティアの支援などにも使う。
　道は税収の管理のため新たに基金を設け、道民の意見の反映と透明性確保のために第三者機関を設置する方針。
　この日の検討専門委では「原油高騰で道民の家計が圧迫されている。道民の理解を得るのに説明が必要」などの意見が相次ぎ、道は二月に道内八カ所で道民との意見交換会を開く考えを示した。
　森林環境税は○三年に高知県が導入したのを皮切りに現在二十三県が取り入れている。道は二○○○年から検討。道内の景気低迷で慎重になっていたが、昨年四月にサミット開催地に決まったあと、導入に向けての本 格的な検討に入っていた

先頭 前ページ 次ページ 最後